TKSは、特殊工具のメーカーです。

超硬合金を使ったオーダーメイドのドリルなどを製造しています。

超硬合金は、ダイアモンドの次に硬い人工金属です。

切削工具用の超硬合金を超硬工具といい、製造業で金属を加工するのに使われています。

超硬合金のドリル

自動車部品や飛行機の部品を削る金属のドリルのを製造しているため、納品先は100%工場です。

半導体メーカーや自動車メーカーとの取引が主です。

九州でも同じような仕事をしているところが少ないため、全国から仕事の依頼をいただきます。

TKSの強みは、１個からでもオーダーメイドで対応していること、通常１ヶ月半ほどかかるオーダーでも、10日ほどで仕上げてしまう仕事の速さ、信頼される製品を作ってきたことです。

現社長の橋本社長が１５年前に会社を始めて、口コミなどで徐々に取引先も増えていきました。

現在、常時取引を行なっている企業は20社を超えます。

従業員は5名。勤めている従業員も長年務めている人も多いです。

今回募集する職種のは、研削工です。

仕事内容は、工具機械等のオペレーター、金属を削る工具の超硬工具の製造、オーダー生産を行なっていただきます。

工業高校でもなかなか習わないことなので、はじめは全員未経験者から入社しています。

入社したら、先輩社員が覚えるまで教えてくれる環境が揃っています。

昔と比べて、機械で行う作業も増えていますが、研磨や溶接、加工機械のプログラムなど幅広い知識を要する仕事です。

１mm単位で正確に製品をつくっていくには、経験を積んでいくことも重要になります。

全てオーダーメイドで製造するので、同じ仕事は２度となく、マニュアルのないそう。

技術の指導は、実際に作業をやってみせていくが、「実際に自分で作業をしてみて、走りながら覚えていくことが一番上達する」

と社長の橋本さんは言います。

一般の人が目にすることがない工具ですが、世界一の商品を作っているメーカーで使われています。質の良い「世界一の日本製品を支えている」仕事であり、一般生活者の生活者を支える仕事だと誇りを持っています。

TKSは、仕事でメリハリを大切にする会社でもあります。

集中力は長くは持たないと自覚し、気を抜いていいときはちゃんと抜く。

注文が立て込んでいても、日曜と隔週土曜はきっちりと休みをとる。

メリハリをつけることが、仕事を楽しむコツでもあると思うのです。

橋本社長